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Journey世代 [音楽]

イヤホンで音楽を聴きながらトレーニングをするが、ふと懐かしい曲に手を伸ばしてしまい、ハマってしまった。

JourneyのEscapeというアルバムだ。


このアルバムは、中2の夏休みに出会った思い出の一枚だ。
それまで、英語の成績は悪くて伸びる気配がなかったのだが、このアルバムをきっかけに、英語を勉強するようになり、聞いたり、話したり、理解できるようになった。
出会うきっかけはニューヨークへ行ったことだった。
尻込みする中、親が私をサマーキャンプに送り込んだのだった。
キャンプにはテントの集落のようなものが、いくつかあり、幼児、小学生の低学年、高学年、中学生、男女にグループ分けされ、各テント集落には、6つ程度のテントがあり、1つのテントには7人の生徒とボランティアの学生リーダーが一人いる。
中学男子の集落には、3人の日本人がいたが、バラバラに振り分けられたので、同じテントには日本人は一人だった。

本当に英語の勉強をしてなかったので、初日はほとんど全てが、ジェスチャーだった。
ただ、1週間もすると、参加できなかったが、夜になれば、テントの中は中学男子の下ネタや恋愛話であふれ、アメリカ人も日本人も同じかぁと思える程度にはなった。

そこで、「音楽といえば、ロックだよ。ロック聞かないでなに聞いてんだ?」の勢いでロックが自分に刷り込まれた。
うるさいだけじゃないか、とか思っていたのだが、キャンプ中にいろいろ流れてくる中で、2曲だけ良いと思ってキャンプを終えたのだった。
1曲はASIAのHeat of the moment。こっちは、覚えやすくて、すぐにメモを取れたのだが、もう一曲は、覚えにくくて、別れ際にテント仲間に書いて教えてもらった。
JourneyのDon’t Stop Believin’だ。
Journeyなんて言葉は知らなかったし、Believeも知らなかった。

インターネットなんてない時代だ。
「ロック」とは何か?家に帰ってからは、日本人がディスられる原因が分からずに悶々とする。
百科事典か何かで読んだ、4拍子の偶数拍目を強調するリズムと、同じ(4つの事が多い)コード進行を繰り返すのが特徴ということだったと思う。



Heat of the moment はエレキギターから始まるだけでもロックに当たるような気がするが、Don’t Stop Believin’ は、ピアノの美しい音色で始まるから、最初はロックだとは思っていなかった。

しかし、何度も聴くうちに、イントロのピアノのコード進行とサビのコード進行が同じであることに気がつき、これもロックなのだと思った。
そうなると、それまで気になってなかった歌詞を知りたくなった。
歌詞カードは入っているが、中2の1学期までに習っていない言葉ばかりだ。
なんとか、辞書を片手に調べ尽くすのに、足掛け2ヶ月。
しかし、辞書に出ていない単語がいくつかある。
まず、題名の”Believin’”。アポストロフィはなにを意味するのだろう。
歌詞の中にもある”livin’”, “goin’”, “payin’”などなど。
英語の先生は、本当は生えている角を隠してるんじゃないかと思うほど怖い(正しくは厳しい)女性の先生で、とても聞けなかった。
親に聞くと、「単なる省略じゃない?」と言われたのだが、最後の”g”なんて、そもそも聞こえたかどうかも分からないのに、と疑問は半分残ったままだった。結局、それが正解らしいが。

いずれにしても、この曲のおかげで、英語を勉強することになり、平均点は取れるようになった。
もっとも、テストは平均点でも、毎日、声が枯れるほど歌ったおかげで、聞き取りや話す方は、平均に留まらなかった思うので、思い出の一枚になっている。


Don’t stop believin’ は高校に入ってからも友達に広めたりして、気に入ってもらった。ある友人と改めて、その難解な歌詞の解釈を試みたが、文法的にも変だということになった。
なので、良いメロディができたので、適当に言葉を付けただけの曲ではないかという結論になった。
友人もこの曲以外を含めたアルバム全体を好きになったので、各曲の詞を二人で吟味して、総じて詞については内容が粗く、Billy Joelには遠く及ばないなんて話しをしていたのを思い出す。

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