SSブログ

またJourney [音楽]

Journey のアルバムEscapeの一曲目、ピアノがイントロのDon’t stop believin’がフェードアウトすると、電撃的なギターでStone in Loveが始まる。





Journey は5人のバンドで、ボーカルがスティーブ・ペリー、ドラムはスティーブ・スミスの二人のスティーブと、ギターがニール、キーボードがジョナサン、ベースがロスだ。
ニールは、元はサンタナのギタリストで、キーボードだったグレッグと共にサンタナを脱退し、ジャーニーを結成。ロスもオリジナルメンバーだったと思う。
スティーブ・ペリーとスティーブ・スミスも何枚目かのアルバムから交代で参入し、escapeからキーボードがグレッグからジョナサンに代わった。のだったと記憶している。
escapeのあと、このメンバーでもう1枚出して、その後は色々メンバーは変わって、今はどうなっているかは知らない。

元サンタナの二人が結成といっても、ラテン色は全くない。グレッグのオルガンが素晴らしいくらいか。
ジョナサンになってオルガンはなくなり、ピアノやシンセになった。また、ジョナサンはギターを弾くこともあり、幅は広がった印象がある。

Stone in Loveがダブルギターだ。
イントロのギターと、中間にあるベタなコーラスが印象的だ。
それにしても、Stone in Loveなんて、変なタイトルだと思う。文脈で見ると、
Can’t help myself, I’m falling, Stone in love ...
と出てくる。
「ストンと恋に落ちた」ということだろうか。
「石のように恋に転がり落ちた」ということかな?
そう考えると、ほほぅと思う。


戻るが、一曲目のDon’t Stop Believin’のサビも変だ。

Don’t stop believin’, hold on to your feelin’
Streetlights, people, oh oh

である。
田舎や都会から集まった若者たちが、人に揉まれて、葛藤があっても、自分を信じて生きるんだよ、という内容の曲だと思う。
しかし、サビの2行をよく読むと、フィーリングにしがみつき、信じ続けろと言っているようだ。
フィーリングと言うと、日本語だと感情、感覚や、引いては当てずっぽうと言うニュアンスになりそうだが、英語だと勘も身に備わっているものであり、自己の無意識、本質、才能というニュアンスがあるらしい。
なので、日本語の「感性」に近い意味合いだと思う。
1行目は「勘に頼れ」ではなく、「自分を信じて」と言う意味だろう。
ナゾは2行目だ。「街灯、人々」がどうしたのか。街灯に灯された人々、暗やみを行き交う人々を表現してそうだが、脈絡がない。
それとも、暗やみにうごめく人への呼びかけなのか。


さて、Stone in Loveが終わると3曲目は落ち着いてラブソングだ。
ジョナサンは再びピアノに戻る。





バラードでもコード進行は、イントロもサビも同じだ。これもロック?
詞の方は、比較的まともかと思って聞きいる。
One love feeds the fire,
One heart burns desire,
Wonder who’s crying now
"愛は炎を点火する、心は欲望を燃焼する。誰が泣いている?"
えー誰だ?分からない。

Two hearts borns to run,
Who’ll be the lonely one?
Wonder who’s crying now
"二つの心は走る運命だ、誰が悲しむ?泣いているのは誰?"
はー?誰じゃ?

そして、唯一コード進行が変わるのはこの部分だ。
Only so many tears you can cry,
‘Til the heartache is over,
And now you can say, your love will never die.
"胸の痛みが治るまで、たくさんの涙を流して良いよ。
そしていま、君は言える。君の愛は消えることはないと。"
この部分は、分かりやすい。

こうして訳してみると、詞の内容よりも、耳に触りの良い単語を選び抜いているようにも思える。
などと、ため息をついてフェードアウトに浸っていると、ハイテンポなギターとリズムでKeep on runnin’が飛び込んでくる。
細かいこと思いふけってるなとばかりに、意気を高揚させてくる。




この曲は難解な部分はない。
主人公は工場の労働者で、日雇いの給料をもらう列に並んでいる。
週末なので、早くもらって、つまらない日常から逃れて楽しもうぜ!という曲だ。
基本的にデトロイトの工場の若者がテーマのようだ。

この賑やかな曲の後が終わると、Still they ride 再びメロディアスな曲だ。



メロディアスだが、ラブソングではない。
主人公はバイク乗りだ。故郷の街に帰って郷愁にふけって街を走る。
変わったことも多いが走り屋はいつまでも走り屋で、走り続けるという曲だ。
どの曲も、底流にアメリカらしさがにじむ。
工場の労働者、田舎からの上京、車、孤独や夢との葛藤、、、

ここで、A面が終わりだ。
全ての曲に感激して、静寂の中で余韻に浸る。
面倒だなぁと腰をあげて、B面に裏返す時だ。今でも条件反射で裏に返したくなる。

nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。
Journey世代傘シェアリング ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。