韓国のドラマ

韓国ドラマを昨年くらいからhuluで見るようになって1年以上経つだろうか。

最初に見たのが「仮面の王イ・ソン」という歴史物だった。

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薦められたのがきっかけだが、似たような名前のドラマはいくつかあり、薦められたのとは違うドラマだが、歴史を知るのには変わらないだろう、と見始めた。
全部で20話で、案外ストレートな恋愛物語だ。脚色も入っているだろうから、実際の歴史はどうだったのだろうと調べてみると、創作の部分が多いことも分かってきた。
途端に冷めてきて、展開が遅いことも手伝い、途中から見なくなり、代わりに「ゴハン行こうよ」という軽いドラマを見るようになった。強い恋愛色はなく、日常ドラマの間に必ず長めの食事シーンがあるような構成である。
毎週、週末に1話分を見るペースだ。
こんな韓国料理があるんだ、と言うのが関心事で、ストーリーの展開は二の次で見ていたので、飽きることなく全16話を最後まで見た。
続いて、そのシーズン2も見た。主役以外は登場人物は変わったが、こちらは主役のラブストーリー色が強くなった。
ラブストーリーの展開が遅く、ストーリーの展開を気にしだすと、途中は退屈を我慢して見続ける感じだ。
全16話の最後4話くらいになると、急に展開が始まり、最後には盛り上がって終わった。
ストーリーの良し悪しはともかく、途中は冷めて、最後には熱く見れた感じだ。
それじゃあ、と有名(？)なトッケビを見ることにした。
このドラマもまた展開が遅い。どこに人気の秘密があるのか、毎週熱く見れることを期待していたが、ずっと空振り。回想シーンも多いし。
韓国ドラマは中だるみするものなのかな。
案の定、最後の4話くらいでストーリーが展開を進めて、最終回もギュウギュウに展開していって終わった。
そして、また次のドラマを見ることにして、今週3話目を見るペースだ。

毎週土日も家の用事や習い事で忙しかったのだが、今日はふとフリーな時間ができたので、huluを徘徊してたら、イ・ソンが途中だったことに気がついた。

どこまで、行ったんだっけと記録を見ると、13話の半分くらいで止まっている。展開がノロすぎてストップボタンを押したのだろう。
再生ボタンを押してみる。懐かしい登場人物達が話し始める。2人目のヒロインが主役の男に想いのたけを熱演しているところだった。
このヒロインは、すれ違う程度にしか触れ合ったことしかない主役の男に対し、一目惚れし、一方的に深い恋愛感情を持つようになり、自分は敵方の大将の孫なのに、主役の命を救うなど、陰から彼を支えてきた。涙ながらに自分の気持ちをぶつけているシーンだ。ドラマとは言えあり得んと、ストップボタンを押したのかもしれない。
主役の男からすれば、意識もない自分が瀕死の状態なのを延命してくれた命の恩人とは言え、陰から見られて一目惚れされた女性から胸の内を熱演されたところで、熱い感情が沸き立つはずはない。
トッケビ等と比べて熱烈な感情表現が新鮮なので、今度はストップボタンを押さずに続けてみた。すると、このシーンを皮切りにストーリーの展開が進み始めた。のめり込んでしまい、次のエピソードまで見てしまった。
やはり、韓国のドラマは最後の方で面白くなるんだと実感し、イ・ソンを再開しようと決めたのだった。